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前年同月比7・8%増の157億8300万円 福岡市内4百貨店の10月売上高 


週刊経済2021年12月7日発行

3カ月ぶりのプラス

福岡市内4百貨店の10月売上高は、前年同月比7・8%増の157億8300万円で3カ月ぶりのプラスとなった。
日本百貨店協会が11月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では食堂・喫茶が1億6千万円(1・3%減)、衣料品が39億6400万円(1・2%増)、家庭用品が3億4500万円(19・9%減)、食料品が29億2千万円(5・9%増)、雑貨が38億2千万円(12・1%増)。身の回り品が40億7100万円(20・2%増)。緊急事態宣言が解除され、入店数が微増。福岡県外の顧客なども増え、お土産品が好調。そのほか先月に引き続き、時計などの貴金属、ラグジュアリーや化粧品が好調だった(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では170億1千万円(0・4%減)で5カ月連続のマイナスとなった。商品別では食堂・喫茶が4億1千万円(1・6%増)、衣料品が56億2200万円(0・2%増)、食料品が45億4千万円(1・3%増)、雑貨が28億6800万円(3・7%減)、家庭用品が9億2500万円(0・7%減)、身の回り品が23億2千万円(1・8%増)だった。
全国の売上高は、緊急事態宣言などが解除され、主要顧客層の外出機会が増加したことに加え各社が企画した組織顧客向施策や物品展など各種催事も奏功し、前値同月比2・9%増の3848億円と3カ月ぶりのプラスだった。気温の低下に伴いコートなど秋冬の衣料品が好調だったほか、クリスマスケーキやおせちなどの予約も好調に推移している。

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