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前年同月比7・3%増の173億9800万円 福岡市内4百貨店の11月売上高


週刊経済2022年1月12日発行

2カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の11月売上高は、前年同月比7・3%増の173億9800万円で2カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が12月23日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では食堂・喫茶が1億7千万円(4・8%増)、衣料品が41億1400万円(9・1%増)、家庭用品が4億1千万円(10・9%減)、食料品が38億1600万円(0・1%増)、雑貨が38億5千万円(7・6%増)。身の回り品が42億3千万円(16・5%増)。衣料品が好調で冬物に動きがみられた。先月に引き続き、ラグジュアリーなどの高額品が売り上げを牽引したほか、手土産需要で和洋菓子も伸長した(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では209億1800万円(5・8%増)で6カ月ぶりのプラスとなった。商品別では食堂・喫茶が5億4500万円(29・4%増)、衣料品が58億8200万円(3・7%増)、食料品が79億1800万円(13・0%増)、雑貨が29億2700万円(6・8%減)、家庭用品が9億5500万円(1・0%増)、身の回り品が23億1700万円(6・3%増)だった。
全国の売上高は、新型コロナ感染者数の減少傾向が続いたことで、主要顧客層の外出機会と購買意欲が高まり、前値同月比8・1%増の4497億円と2カ月連続のプラスだった。気温低下でコート、ジャケットなどの防寒アイテムが動いたほか、おせちやクリスマスケーキの予約は、ECを中心に昨年を上回る勢いで推移している。

表はこちらから。