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前年同月比5・7%増の約157億円 福岡市内4百貨店の9月売上高


2カ月連続プラス

日本百貨店協会が10月23日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡市内4百貨店の9月売上高は前年同月比5・7%増の157億2100万円で2カ月連続のプラスだった。
全国の売上高総額は2度の台風上陸や北海道胆振東部地震などの度重なる自然災害で多くの店舗で休業や営業時間の短縮を余儀なくされた結果、前年同月比3・0%減の4197億円だった。その中で福岡は名古屋などとともに台風の影響により関西空港一時閉鎖の影響を受けた大阪のインバウンド客を取り込む形でプラスを維持。10大都市で前年をクリアしたのは、東京、横浜、福岡のみだった。
商品別の売上高では雑貨が21・4%増の36億3300万円、身のまわり品が12・2%増の32億9500万円、家庭用品が3・5%増の4億7700万円、食堂・喫茶が2・9%増の2億4600万円だった。一方、衣料品が0・9%減の44億6700万円、食料品が2・0%減の30億7200万円と前年同月を割った(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡市内を除く九州・沖縄の百貨店(14店舗)の同月売上高は前年同月比2・2%減の190億3400万円と2カ月ぶりにマイナスとなった。商品別の売上高では、衣料品が5・1%減の65億600万円、食料品が2・7%減の46億4400万円、家庭用品が7・1%減の10億7500万円と前年を下回った。一方、雑貨が2・9%増の32億8400万円、身のまわり品が0・7%増の24億400万円と好調だった。
同百貨店協会では「10大都市では、東京や横浜、福岡の3地区が前年をクリアしたが、台風や地震の影響を受けた大阪などはマイナス幅を広げ、合計で2・5%減とマイナスと転じた」と話している。
表はこちらから。

2018年10月30日発行