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前年同月比4・2%減の約188億円 福岡市内4百貨店の7月売上高


12カ月ぶりマイナス

日本百貨店協会が8月21日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡市内4百貨店の7月売上高は前年同月比4・2%減の188億6300万円で12カ月ぶりのマイナスだった。
7月上旬の西日本豪雨をはじめ、梅雨明け以降の連日の猛暑、同月末の台風12号の影響のほか、クリアランスセール前倒し、土曜日1日減などが要因。
商品別の売上高では衣料品が12・5%減の50億5800万円、食料品が3・6%減の52億1700万円、身のまわり品が4・2%減の33億1100万円、食堂・喫茶が2・8%減の2億7000万円、家庭用品が10・3%減の5億4100万円、その他が0・4%減の9億7600万円と軒並み前年同月割れ。プラスは雑貨9・9%増の34億2100万円、6・5%増の6800万円のサービスの2項目だけだった。(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡市内を除く九州・沖縄の百貨店(14店舗)の同月売上高は前年同月比6・0%減の258億8000万円と2カ月ぶりのマイナスとなった。商品別の売上高では、雑貨が0・1%減の37億6000万円、衣料品が11・8%減の76億3600万円、食料品が3・2%減の91億600万円となるなど、0・9%増の1億6600万円のサービス以外はマイナスだった。
同百貨店協会では「地区別では、10都市が5・1%減とマイナスに転じ、10都市以外の地方では8・3%減と苦戦が続いている。商品別では国内外ともに好調な5・3%増の化粧品がけん引し、雑貨は20カ月連続増となっている」と話している。
表はこちらから。

2018年9月4日発行