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前年同月比3・6%増の117億9800万円 福岡市内4百貨店の2月売上高


週刊経済2022年4月12日発行

5カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の2月売上高は、前年同月比3・6%増の117億9800万円で5カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が3月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身の回り品が30億1400万円(12・1%増)、雑貨が30億2100万円(10・1%増)、家庭用品が3億3200万円(6・9%増)、食料品が27億3200万円(0・4%増)、食堂・喫茶が1億200万円(6・9%減)、衣料品が22億400万円(7・5%減)。先月に引き続き、貴金属、ラグジュアリーブランドなどの高額商品が好調だった(金額は10万円以下を四捨五入)。
一方、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では126億5600万円(7・6%減)で4カ月ぶりのマイナスとなった。商品別では雑貨が22億7900万円(3・4%減)、食料品が42億600万円(4・3%減)、身の回り品が16億100万円(5・2%減)、家庭用品が6億4千万円(9・8%減)、食堂・喫茶が2億8700万円(11・6%減)、衣料品が33億2500万円(14・9%減)だった。
全国の売上高は、新型コロナ変異株の感染急拡大に伴うまん延防止等重点措置の延長や、大雪など天候与件から、主要顧客層の外出自粛気運が高まったほか、消費マインドの低下も影響し、前値同月比0・7%減の3172億円と5カ月ぶりのマイナスだった。増勢が続く高額商材や各社が企画した外商顧客・会員向け施策、バレンタインなどの季節催事は好評だったものの、前年実績をクリアするには至らなかった。

表はこちらから。