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前年同月比3・5%増の約155億円 福岡市内4百貨店の8月売上高


2カ月ぶりプラス

日本百貨店協会が9月21日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡市内4百貨店の8月売上高は前年同月比3・5%増の155億3700万円で2カ月ぶりのプラスだった。
台風の接近・上陸、土曜日1日減などマイナス要因はあったものの、高額消費やインバウンドが売上高を牽引し、各社が積極的に展開したセールや人気イベントなどがプラスに転じる要因になった。
商品別の売上高では雑貨が14・7%増の35億2600万円、身のまわり品が9・7%増の30億3700万円、食堂・喫茶が5・4%増の2億9000万円と好調だった。一方、衣料品が2・8%減の38億100万円、食料品が0・8%減の36億1400万円、家庭用品が8・5%減の5億3100万円になるなど前年同月を割った。(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡市内を除く九州・沖縄の百貨店(14店舗)の同月売上高は前年同月比0・3%増の199億400万円と2カ月ぶりにプラスとなった。商品別の売上高では、食料品が1・6%増の61億5600万円、雑貨が3・8%増の33億700万円、身のまわり品が3・4%増の22億7900万円、サービスが15・0%増の1億4400万円で前年比プラスだった。一方、衣料品が3・1%減の57億1800万円、家庭用品が1・8%減の11億6900万円、食堂・喫茶が7・4%減の6億6500万円と前年を下回った。
同百貨店協会では「地区別では10都市中8都市で前年を上回りプラスに転じ、10都市以外の地区では依然マイナス基調にあるが、当月は北海道や四国、九州といった3地区では対前年増になった」と話している。

2018年10月2日発行