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前年同月比20・3%増の225億8064万円 福岡市内4百貨店の3月売上高


週刊経済2024年5月8日発行号

30カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の3月売上高は、前年同月比20・3%増の225億8064万円で30カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が4月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が78億5600万円(40・3%増)、雑貨が55億円(26・4%増)、衣料品が42億5300万円(6・2%増)、食料品が37億2800万円(5・8%増)、家庭用品が4億5400万円(3・2%減)、食堂・喫茶が2億1500万円(0・6%増)。インバウンド需要の影響で、ラグジュアリ―ブランドのバックなど、身の回り品が伸び、特に高級時計の需要がみられた。例年より桜の開花が遅れたこともあり、花見関連の売り上げは4月にずれ込むと予想される。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では187億1509万円(0・7%増)で3カ月連続のプラスとなった。商品別では衣料品が57億200万円(4・2%減)、食料品が50億5700万円(前年並み)、雑貨が35億4600万円(11・1%増)、身のまわり品が26億3900万円(0・8%増)、家庭用品が8億7千万円(3・0%減)、食堂・喫茶が5億3700万円(7・7%増)だった。
全国の売上高は、前年同月比9・9%増の5109億円と25カ月連続のプラスで、入店客数は5・0%増。卒入学などのオケージョン関連が好調だったほか、訪日旅行の最需要期である花見シーズンを迎えたことで、インバウンド需要が増加した。

表はこちらから。