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前年同月比2・1%減の116億2400万円 福岡市内4百貨店の9月売上高
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週刊経済2021年11月9日発行
2カ月連続のマイナス
福岡市内4百貨店の9月売上高は、前年同月比2・1%減の116億2400万円で2カ月連続のマイナスとなった。
日本百貨店協会が10月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では食堂・喫茶が9700万円(27・5%減)、衣料品が24億6700万円(10・8%減)、家庭用品が3億3900万円(10・1%減)、食料品が21億8400万円(0・6%減)、雑貨が31億2700万円(2・6%増)。身の回り品が30億4千万円(4・9%増)。外出自粛の影響や天候の不安定性から秋冬物の衣服の動きが鈍かったものの、時計などのラグジュアリーは好調だった(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では130億9千万円(4・5%減)で4カ月連続のマイナスとなった。商品別では食堂・喫茶が3億1千万円(9・4%減)、衣料品が36億4800万円(11・1%減)、食料品が36億8800万円(3・5%増)、雑貨が25億9300万円(5・6%減)、家庭用品が6億8千万円(6・3%減)、身の回り品が17億9900万円(4・6%減)だった。
全国の売上高は、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置による、主要顧客の外出自粛などが影響し、前値同月比4・3%減の3188億円と2カ月連続のマイナスだった。半面、感染者数が減少するに連れ、中旬以降、売上・集客ともに一部回復傾向も見られた。厳しい商況の中、巣ごもり需要で食品類や酒類、高額品は引き続き好調だったほか、各社が実施した外商催事や組織顧客向け施策などが業績を下支えした。
表はこちらから。