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前年同月比13・5%増の195億1598万円 福岡市内4百貨店の10月売上高


週刊経済2023年12月5日発行号

25カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の10月売上高は、前年同月比13・5%増の195億1598万円で25カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が11月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が62億500万円(26・7%増)、雑貨が47億9200万円(20%増)、衣料品が42億6100万円(2・8%増)、食料品が31億5700万円(2・4%増)、家庭用品が4億200万円(5・1%増)、食堂・喫茶が2億600万円(13・7%増)。インバウンドでラグジュアリーブランドや時計、宝飾品など高額商材が好調に推移。気候の温暖化で冬物コートは苦戦したものの、ジャケットやカットソーなど軽衣料が好調だった。そのほか、年末年始のおせちやクリスマスケーキの予約が開始し、堅調な滑り出しを見せている。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では174億3936万円(2・1%減)で4カ月ぶりのマイナスとなった。商品別では衣料品が56億8千万円(3・1%減)、食料品が46億2700万円(1・8%減)、雑貨が31億4800万円(4・6%増)、身のまわり品が23億5400万円(8・5%減)、家庭用品が7億9700万円(6・5%減)、食堂・喫茶が4億6800万円(5・6%増)だった。
全国の売上高は、前年同月比6・1%増の4531億円と20カ月連続のプラスで、入店客数は2・6%増。秋冬物や防寒商材の動きは鈍かったものの、高付加価値商品の増勢や、価格改定前の駆け込み需要のほか、国慶節、中秋節休暇などが売り上げを押し上げた。また、物産展などの食品催事も奏功した。

表はこちらから。