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前年同月比12・8%増の229億5808万円 福岡市内4百貨店の7月売上高


週刊経済2024年9月4日発行号

34カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の7月売上高は、前年同月比12・8%増の229億5808万円で34カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が8月23日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が76億375万円(37・3%増)、雑貨が55億9554万円(17・3%増)、食料品が45億7645万円(1・0%減)、衣料品が38億7185万円(3・9%増)、家庭用品が3億4812万円(45・7%減)、食堂・喫茶が2億1369万円(4・8%減)。先月に引き続きインバウンド需要が寄与したことに加え、昨年の豪雨による時短営業の反動で売上前年比はプラスとなった。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では3・6%減の185億2916万円で2カ月ぶりのマイナスとなった。商品別では食料品が69億1028万円(5・5%減)、衣料品が44億4081万円(7・3%減)、雑貨が31億8173万円(2・6%増)、身のまわり品が22億9274万円(0・4%減)、家庭用品が8億5311万円(2・3%増)、食堂・喫茶が5億1205万円(1・4%増)だった。
全国の売上高は5・5%増の5011億円と29カ月連続のプラスで、入店客数は2・3%増。クリアランスでは、夏物商品が好調だった。また、晴雨兼用傘については男性の需要も高くなっている。一方で、近年ではセール時期に関わらず、ほしいものをほしい時に購入する風潮が見られ、正規価格の商品も健闘した。夏休みが始まったこともあり、ファミリー向けのイベントや子ども向けの食の催事が売り上げと集客に寄与した。

表はこちらから。