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前年同月比12・0%増の175億2914万円 福岡市内4百貨店の6月売上高


週刊経済2023年8月8日発行号

21カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の6月売上高は、前年同月比12・0%増の175億2914万円で21カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が7月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が52億3900万円(19・7%増)、雑貨が41億6800万円(10・2%増)、衣料品が37億7300万円(13・9%増)、食料品が31億9700万円(5・2%増)、家庭用品が3億4千万円(2・7%減)、食堂・喫茶が1億9600万円(22・8%増)。商品別では、マスクを外す機会の増加と円安の影響から化粧品が特に高い伸びを示しており、UV関連商品などが好調だった。クルーズ船の寄港に加え、中国との直行便の運航再開などから高伸が続くインバウンドがけん引した。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では157億4232万円(0・4%減)で6カ月ぶりのマイナスとなった。商品別では衣料品が45億2600万円(0・1%減)、食料品が48億6200万円(1・2%増)、雑貨が26億9700万円(1・6%増)、身のまわり品が21億500万円(6・7%減)、家庭用品が7億7900万円(8・4%減)、食堂・喫茶が4億34」00万円(12・1%増)だった。
全国の売上高は、前年同月比7・0%増の4412億円と16カ月連続のプラスで、入店客数は3・5%増えた。中旬以降の気温上昇や外出機会の増加、旅行ニーズなどにより、衣料品・服飾雑貨、化粧品が夏物商材を中心に好調に推移した。増勢が続く高付加価値商材に加え、円安効果と入国制限終了から高伸するインバウンドが売り上げを押し上げた。

表はこちらから。