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前年同月比11・0%増の167億5414万円 福岡市内4百貨店の5月売上高


週刊経済2023年7月11日発行号

20カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の5月売上高は、前年同月比11・0%増の167億5414万円で20カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が6月23日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が49億3400万円(18・6%増)、雑貨が43億2900万円(11・7%増)、衣料品が36億600万円(5・2%増)、食料品が29億1400万円(9・8%増)、家庭用品が3億500万円(5・9%減)、食堂・喫茶が2億800万円(24・0%増)。外出機会の増加からUV関連商品、旅行用品などが好調。ラグジュアリーブランドなどの高付加価値商材を中心にバッグ、財布、靴などが売り上げを押し上げた。クルーズ船の寄港が再開するなどし、高伸が続くインバウンドがけん引した。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では165億2661万円(3・0%増)で5カ月連続のプラスとなった。商品別では衣料品が49億5700万円(1・1%増)、食料品が49億3000万円(4・6%増)、雑貨が28億2900万円(8・3%増)、身のまわり品が22億8000万円(1・3%減)、家庭用品が7億1300万円(3・5%減)、食堂・喫茶が4億7300万円(12・9%増)だった。
全国の売上高は、前年同月比6・3%増の4111億円と15カ月連続のプラスで、入店客数は4・5%増えた。新型コロナ5類移行による外出機会の高まりで人流が増加し、旅行やオケージョン、ビジネス需要などから衣料品や身の回り品が好調で、マスクを外す機会の増加からアクセサリーや化粧品が伸びた。こどもの日や母の日、物産展のイベントが盛況だった。これらを円安と入国制限の終了などを背景に高伸が続くインバウンドがけん引した。

表はこちらから。