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前年同月比0・8%減で2カ月連続のマイナス  福岡市内4百貨店の2月売上高


衣料品や食料品が不振

日本百貨店協会が3月22日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡市内4百貨店の2月売上高は前年同月比0・8%減の151億9840万円で2カ月連続のマイナスだった。
福岡市内4百貨店の商品別の売上高では衣料品が1・3%減の39億4600万円、食料品が2・7%減の37億2700万円、身のまわり品が1・4%減の28億900万円、食堂・喫茶が1・0%減の2億2300万円と軒並み前年同月を下回った。一方、雑貨が3・0%増の34億2200万円と前年同月を上回った。(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡市内を除く九州・沖縄の百貨店(14店舗)の同月売上高は前年同月比2・5%増の200億6100万円で4カ月ぶりのプラスだった。商品別では、衣料品が2・6%増の64億6000万円、雑貨が0・2%増の31億1100万円、身のまわり品が15・8%増の23億5700万円、家庭用品が4・2%増の12億800万円、食堂・喫茶が4億9200万円(増減なし)だった。一方、食料品が1・3%減の58億7200万円と前年同月を下回った。
全国の売上高総額は、株価や為替が安定したことで前月苦戦した高額商材が好転のほか、春節商戦を中心にインバウンドも活況を取り戻す中、0・4%増と4カ月プラスに転じた。バレンタインなど季節催事も集客と売上に寄与。商品別では国内外の顧客ともに好調な化粧品や、美術・宝飾・貴金属といった高額品のほかラグジュアリーブランドなど雑貨がプラスに転じている。
表はこちらから。

2019年4月2日発行