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前年同月比約1・5倍の151億円 福岡市内4百貨店の5月売上高


週刊経済2022年7月5日発行

8カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の5月売上高は、前年同月比50・8%増の151億円で8カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が6月23日に発表した「百貨店売上高」概況によると商品別では、身の回り品が41億6千万円(61・2%増)、雑貨が38億7600万円(40・0%増)、衣料品が34億2700万円(73・4%増)、食料品が26億5400万円(37・4%増)、食堂・喫茶が1億6800万円(127・4%増)、家庭用品が3億2400万円(28・9%増)と高い伸びで推移した。前年の緊急事態宣言等の休業(生活必需品売場を除く)の反動や、3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークにおける入店客数増加などが要因となった。(金額は10万円以下を四捨五入)。
次に、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では160億4700万円(21・5%増)で2カ月連続の増加となった。商品別では、衣料品が49億100万円(24・4%増)、食料品が47億1100万円(20・6%増)、雑貨が26億1400万円(13・0%増)、身の回り品が23億1100万円(29・6%増)、家庭用品が7億3900万円(5・9%増)、食堂・喫茶が4億1900万円(51・5%増)だった。
そして全国の売上高も同じく大きく伸長しており、57・8%増の3882億円と3カ月連続で増加した。ゴールデンウィークを中心に開催された物産展やファミリーイベントなど各社の企画催事が賑わいを見せた。また、ラグジュアリーブランドや時計・宝飾、一部の食品・家具などで円安や原材料高騰を原因とした価格引き上げ前の駆け込み需要もあったほか、リモートワーク明けの出勤の増加でビジネスアイテムも動いたという。

表はこちらから。