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別府市の厚生年金施設を取得  さわやか倶楽部    7月1日リニューアルオープン


 高齢者介護施設を運営するウチヤマグループの株式会社さわやか倶楽部(北九州市小倉北区熊本2丁目、内山文治社長)は、このほど、大分県別府市明ばんの厚生年金施設を取得。ホテル運営事業に乗り出す。健康型有料老人ホームを併設した宿泊施設を改装し、7月1日にリニューアルオープンする。
 場所は、「別府温泉保養ランド」の北側。名称は「さわやかハートピア明礬(みょうばん)」。(幸野恒育支配人)。敷地面積は1万7160平方m。取得したのは、3階建て、延べ床面積5376平方mの健康型有料老人ホーム(20床)と宿泊施設(20室)で、今後新たに4階建ての宿泊施設(30室)を増築する計画もあるという。料金設定は2食付きで1万円以下を予定している。従業員数は25人で、旧厚生年金施設の従業員の7割を引き受けている。同社では、ホテル部門を新設し、将来的には、山口以西の温泉地でシニア世代をターゲットにした10カ所の宿泊施設展開を目指している。内山社長は「高齢者施設の入居者から温泉に入りたいという要望が挙がっていたが、バリアフリー対応の温泉施設がほとんどなかった。介護事業で培った経験を生かし、今後は完全バリアフリー、車イス対応で、高齢者がゆっくりとくつろげる施設運営を手掛けたい」と話している。