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初開催の「おみやげグランプリ」で入選  鴛海織物工場


インバウンド需要狙う

博多織と関連商品を製造、販売する㈱鴛海(おしうみ)織物工場(福岡市博多区下川端町3丁目、鴛海伸夫社長)は3月27日、「九州福岡おみやげグランプリ」の雑貨部門で入選した。
西日本新聞社主催の同グランプリは、九州のおみやげを発掘、発信する目的で初開催されたもの。全体の応募総数は2770件で、食品部門や菓子部門、めんたいこ部門、雑貨部門など全15部門あり、同社は雑貨部門で入選した5社のうちの1社に選ばれた。小さな鶴を博多織の生地で細かく織った技術力の高さなどが評価された。商品名は「博多織鶴」。博多織の生地で鶴を折り、それをストラップにした。価格は1620円(税込み)。県外からの旅行客のほか、インバウンド旅行客からの需要も見込んでいる。鴛海社長は「博多の伝統工芸品である博多織と、日本を象徴する鶴が融合した土産品。贈り物のひとつに選んでいただければ」と話している。
同社は1928年創業、54年設立。資本金1000万円。従業員数は約10人。

2018年4月17日発行