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初競り取扱量は前期比3割増の417トン 福岡市中央卸売市場鮮魚市場


週刊経済2022年1月18日発行

サバが約2・6倍に

福岡市中央卸売市場鮮魚市場(福岡市中央区長浜3丁目)で1月5日未明、初競りがあり、取扱量は前期比3割増の417トンだった。400トンを超えたのは2019年初競りの取扱量527トン以降、3年ぶりとなる。
主な魚類ではサバが前年の約2・6倍となる109・8トン(昨年は42・4トン)となり、相場は高値で1㎏あたり2250円(昨年は4500円)。次いでタイが42・5トン(同34・1トン)で高値が4千円(同4500円)、アジが41・5トン(同29・1トン)で高値が4500円(同4千円)、ブリが25・1トン(同43・4トン)で高値が2500円(同1900円)、サワラが12・7トン(同10・6トン)で高値が1500円(同2千円)となった。
競り前の「初市式」で卸売業者の川端淳㈱福岡魚市場社長は「コロナ禍で予断を許さない状況が続くが、今後も市場を守り、福岡市民や取引先の皆さまの食のために豊かな海の幸を提供していく。引き続き、鮮魚市場の活性化と安心安全を追求していきたい」とあいさつした。