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初競り取扱量は前期比26・2%増の299トン 福岡市中央卸売市場鮮魚市場


週刊経済2024年1月23日発行号

サバが入荷量トップ

福岡市中央卸売市場鮮魚市場(福岡市中央区長浜3丁目)で1月5日未明、初競りがあり、取扱量は前期比26・2%増の299トンとなった。
主な魚類はサバが32・3トン(昨年は27・2トン)でトップとなり、相場は高値で1㎏あたり1500円(昨年は2千円)。次いでブリが30・6トン(同23・5トン)で高値は2100円(昨年は2千円)。タイが27・2トン(同29・6トン)で高値4600円(同4千円)、アジが19トン(同18・7トン)で高値が2571円(同2857円)、サワラが8・3トン(同6・7トン)で高値2400円(同2500円)の順となった。
競り前の「初市式」で卸売業者の鐘ヶ江昌平福岡中央魚市場㈱社長は「まずは、令和6年能登半島地震によって被災された多くの方々に対し、お悔やみとお見舞いを申し上げる。コロナ禍後、新たな不安が年初から生じてしまったが、今後も市場をしっかり守り、市民や取引先の皆さまのために安心安全の食を提供していきたい。海外に対しても販売拡大を目指していく」とあいさつ。川端淳㈱福岡魚市場社長も「できる限り北陸産の水産物販売に協力し、少しでも復興の一助になるよう努力していきたい」と抱負を述べた。