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初競り、取扱量は過去5年で最小の319トン  福岡市中央卸売市場鮮魚市場


平均単価は上昇

福岡市中央卸売市場鮮魚市場(福岡市中央区長浜3丁目)で1月5日未明、初競りがあり、取扱量は319トンだった。
過去5年の平均405トンよりも下回った。一方、平均単価は838円で昨年の624円を大幅に上回った。
主なものではブリが前年の約半分となる4トンで、相場は高値で1kgあたり1836円。反対にサワラは前年より倍増の8トンで、高値は1kgあたり1080円だった。
競り前の「初市式」で卸売業者の河島俊幸福岡中央魚市場㈱社長は「昨年は全国的に記録的な大不漁が続いた厳しい状況だった。今年は6月に改正卸売市場法が施行される。市場には魚のプロがたくさんいる。今こそ、生産者、荷受け、仲卸、小売が連携し、消費者ニーズに応える体制が必要だ。卸売市場の底力を社会全体に浸透させていきましょう」とあいさつした。

2020年1月14日発行