初任給を２カ年で最大６万円超引き上げ　筑邦銀行

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週刊経済2024年3月5日発行号

大卒総合職２６万円、メガバンク並

㈱筑邦銀行（久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取）は２０２４年４月と２５年４月に２カ年で初任給を最大６万円超、段階的に引き上げる。
地場銀行が初任給を引き上げる中、同行でも段階的に引き上げ、人材獲得の採用競争力を高める。初任給の引き上げは昨年も実施しており、２年連続となる。引き上げ額は２４年４月が１万２千円〜２万４５０円、２５年４月が２万６００円〜４万円。大卒総合職の初任給を２４年４月と２６年４月で比較すると、引き上げ額は５万２千円増の２６万円で、メガバンク並の初任給となる。また、引き上げ額最大の高校卒総合職は６万４５０円増の１９万８９５０円に増やす。
２４年４月の引き上げ額は、総合職の大学卒が２２万円（１万２千円増）、短大卒が１６万５８００円（同）、高校卒が１５万８９５０円（２万４５０円）。特定総合職の大学卒が１６万９４００円（１万２千円）。短大卒が１６万５８００円（同）、高校卒が１５万８９５０円（２万４５０円）。２５年４月の引き上げ額は総合職の大学卒が２６万円（２４年４月比４万円増）、短大卒が２０万５８００円（同）、高校卒が１９万８９５０円（同）。特定総合職の大学卒が１９万円（同２万６００円）。短大卒が１８万６４００円（同）、高校卒が１８万５００円（２万１５５０円）。同行では「今後も人的資本投資に積極的に取り組み、『動かす人』を育成し、地域の課題解決と地域経済の活性化に尽力していきたい」と話している。