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列車を活用したマーダーミステリーツアー 平成筑豊鉄道
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週刊経済2022年1月25日発行
観光庁の補助事業を活用
第3セクター・平成筑豊鉄道㈱(田川郡福智町金田、河合賢一社長)は2月10日と11日、実際の列車を活用したマーダーミステリーツアーを実施する。
マーダーミステリーとは会話型の推理ゲーム。参加者は事前に配られた台本を読み、台本に書かれた登場人物になりきり、ストーリーに描かれた事件を推理しながら、犯人を突き止めるゲーム。ツアー名称は「平成筑豊鉄道マーダーミステリー炭坑の残り灯(あかり)」。観光庁の既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業の予算を活用する。実際の列車を使ったマーダーミステリーは初めて。参加者は田川伊田駅に集合、「経営難に陥った鉄道会社に埋蔵金があるとのメールが寄せられた」を題材に列車を移動しながら推理ゲームを楽しむ。ツアーには事前の応募者計40人(1日あたり20人)が参加する。ストーリーの企画・製作は、東京、大阪、名古屋、福岡でマーダーミステリー専用スペースを運営する人狼ハウス㈱(東京都渋谷区、佐藤翔太社長)。
河合社長は「通勤・通学客はコロナ前に加えると8割前後しか戻っておらず、厳しい状況。駅周辺や地域を巻き込んだイベント活動に取り組むことで、新たな需要の取り込みを図っていきたい」と話している。