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分譲型ソーラー発電所付き住宅を発売  悠悠ホーム    太陽光関連事業を本格化


 住宅メーカーの悠悠ホーム株式会社(大野城市筒井4丁目、内山敏幸社長)は11月から、戸建て住宅と分譲型ソーラー発電所のセット販売を開始した。10kW以上のパネルを設置したソーラー住宅の建設に加え、同社開発の分譲型ソーラー発電所「My SOLAR50」を購入することで、住宅と分譲発電所の売電収入で住宅ローンの支払いの相殺が見込まれる。
 「My SOLAR50」1区画の売電収入は月平均16万6320円(48kWシステムの年間発電量1100kWh、買取価格37・8円で同社試算)。加えて住宅に15・75kWのソーラーパネルを設置し全量売電した場合、収入は月平均5万4573円と試算(同条件)され、月々の売電収入は計22万893円。一方、2400万円のソーラー住宅を購入、35年で返済する場合の月々の支払いは同社計算で6万7469円。分譲型ソーラー発電所の分譲価格は1区画1850万円、15年返済の場合月々12万6427円となり、月々の支払いは計19万3896円。このシミュレーションでは、差し引きで月々2万6997円プラスの計算となる。
 同社では昨年9月にソーラー事業課を立ち上げ、それまでにも実績のあった住宅用に加え、再生可能エネルギー固定価格買取制度を活用した産業用発電事業に参入。今年9月から50kW未満の小規模分譲型発電所「My SOLAR50」の販売を開始した。これまで糸島市、小城市(2カ所)、宗像市、八女市で計71区画を完売。今後、月に60区画を目指して分譲発電所の開発を進めていく。同社ソーラー事業課では「独自の工法とスケールメリットを生かし、初期投資を抑えることができる『My SOLAR50』と、ソーラー住宅を組み合わせたプランで、展示場での反響も上々。分譲型ソーラー発電所の販売を通じて、要望に合った提案をしていきたい」と話している。
 同社は1994年10月設立。資本金2000万円。13年7月期売上高は88億円。従業員180人。大野城市に3カ所、福岡市に3カ所、久留米市、北九州市に各2カ所、佐賀市、熊本市に各1カ所の展示場を展開している。