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分譲マンション向けにコンシェルジェ派遣   テノ・コーポレーション   7月から「アメックス大濠タワー」に


 家事代行、ベビーシッター派遣の株式会社テノ・コーポレーション(福岡市博多区中呉服町、池内比呂子社長)は7月から、分譲マンション世帯向けにコンシェルジェ派遣サービスを開始する。株式会社アーム・レポが建設中の「アメックス大濠タワー」でスタートする。
 「コンシェルジェ」とは、フランス語で案内人の意味。最近ではホテルや百貨店で顧客の要望に応える相談役として見かけるようになったが、同社ではこれを分譲マンション入居者向けに応用することで、新市場を開拓していく。将来的には高齢者が増えると思われ、高級マンション向けに展開していく。サービス内容は、午前8時から午前12時までの間にマンション管理人に代わってコンシェルジェが常駐し、その間、マンションの入居者の相談窓口となり、タクシーの呼び出し、食材やフラワーの宅配などを手配する。

 900万円増資し、資本金を2,000万円に

 また同社は7月中に900万円増資し、資本金を2,000万円にする。
 これは第一交通産業(北九州市)や西日本鉄道など大手企業との取り引きが増え、東京進出なども計画していることから対外的な信用度向上を目指したもの。自己資金を増資額に当てる。
 池内社長は「今後も、ハウスサービスやスポーツクラブのインストラクター派遣などさまざまな新サービスを提供していく」と話している。
 同社は1999年7月設立、資本金は1,100万円、従業員は10人(契約スタッフ約1,500人)。
 池内社長は長崎県大村市出身、1959年4月2日生まれの47歳。趣味は散歩。