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分譲、資産運用型ともに販売増で3期ぶり増収  コーセーアールイー    経常益も2期ぶりの黒字に


 ジャスダック上場のマンション開発販売、株式会社コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)の2014年1月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比40・6%増の21億4500万円、経常利益が1億3500万円(前期は300万円の赤字)の増収増益だった。
 福岡都市圏を中心にファミリーマンションの需給が拡大傾向にあり、同社分譲物件の売上戸数も前年同期比9戸増の28戸を計上するなど、3期ぶりの増収だった。利益面では大幅な増収が総利益増に寄与したほか、マンション販売期間の短縮が販管費の抑制につながるなど、2期ぶりの黒字となった。
 事業別に見ると、ファミリーマンション販売事業は中央区平尾に完成した物件や、既存物件の販売が好調で売上高が54・1%増の9億3080万円、部門営業利益が5010万円(前年は1392万円の損失)。資産運用型マンション販売事業では、福岡市内2棟56戸と中古物件(20戸)を引き渡した結果、前年同期8戸増の76戸を販売し、32・3%増の11億776万円、部門営業利益が91・7%増の1億7004万円だった。不動産賃貸管理事業は、資産運用型マンションの引き渡しによる賃貸管理契約数の増加や、期中にオフィス、住居賃貸ビル2棟の取得による家賃収入で売上高が24・8%増の9557万円、部門営業利益は賃貸ビル取得の初期費用計上で33・7%減の2437万円。不動産売買の仲介業などのその他の事業は、売上高43・9%増の1088万円、部門営業利益が53・7%減の296万円だった。
 同社では「地価、建築費が上昇傾向にあり、競合も活発化し、事業用地の仕入れが困難になっている」と話している。
 通期では、売上高が10・4%増の50億4200万円、経常利益が17・8%の3億8700円の増収増益を予想している。