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函館市電、バスで利用可能に  ニモカ    九州外への導入は同社初


 西鉄グループの株式会社ニモカ(福岡市中央区天神、城代寛昭社長)は3月25日から、函館市企業局が運行する路面電車、函館バス株式会社が運行する路線バスで、交通系ICカード「nimoca」のサービスを開始した。
 これまで九州島内ではグループ外のバス・鉄道事業者への導入実績があったが、九州外での導入は初めて。サービス開始に合わせて、函館地区のオリジナルカード「ICAS nimoca(イカすニモカ)」を発行し、3月15日から販売を開始した。対象車両は函館市電31台、函館バス233台。運賃の支払いのほか、ポイントサービス、nimoca利用の乗り継ぎで最大160円を割り引く乗継割引サービスを実施。nimocaのほかに、全国相互利用に対応している交通系ICカードが利用できる。同社では「新たな域外展開の一つとなった。多くのお客さまにご利用いただける、利便性の高いカードを目指していきたい」と話している。