再生油Ｂｉｏが新エネ大賞受賞　サニックス

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週刊経済2025年2月19日発行号

新エネルギー財団会長賞

環境衛生業㈱サニックス（福岡市博多区博多駅東２丁目、宗政寛社長）は１月、一般財団法人新エネルギー財団（東京都新宿区、寺坂信昭会長）が主催する令和６年度新エネ大賞で新エネルギー財団会長賞を受賞した。

新エネ大賞は、新エネルギーの導入促進を図るため、新エネに関わる商品や活動などから募集し、優れたものを同財団が表彰するもの。同社が受賞した再生油Ｂｉｏは、飲食店や食品工場から排出される廃水や汚泥などの産業廃棄物からゴミや汚泥分を除去し、油分のみを分離・回収して製品化した燃料で、受賞したのは新エネ大賞のうち、経済産業大臣賞、資源エネルギー庁長官賞に次ぐ新エネルギー財団会長賞で同社のほか２１団体が受賞している。

同社の宗政社長は「再生油Ｂｉｏは２０１８年から重油の代替燃料として販売を開始し、国内の製造工場や燃料会社等でご使用いただいている。現在、汚泥を固形燃料に再生する取り組みも進めており、近い将来、石炭の代替燃料として製品化する予定。今後も廃棄物の再資源化を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく」と話している。