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兼営認可取得し信託業務に本格参入 西日本シティ銀行


遺言信託など相続関連に拡大

西日本フィナンシャルホールディングス(FH)傘下の㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は8月9日、金融機関の信託業務の兼営等に関する法律第3条に基づき、信託業務の種類および方法の変更に関する認可を取得し、信託業務に本格参入する。
これまで同行の信託業務は、不動産の管理・運営を担う土地信託業務に限られており、遺言信託や遺産整理などの相続関連サービスは信託代理店としてみずほ信託銀行など他行の商品を提供してきた。今回の認可取得に伴い、相続関連サービスを取り扱うことが可能となった。高齢化に伴いニーズが高まる遺言信託などを自前で行うことで顧客ニーズの多様化に応えるとともに、収益の多様化も図る狙い。新たに取り扱う商品・サービスやその開始時期などの詳細は、決定次第発表する。
同行では「今後は、銀行・証券・信託の金融サービスをワンストップで提供することで、顧客の多様な相続ニーズに適切かつタイムリーに対応していく」と話している。

2019年9月3日発行