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共通ポイントサービスの加盟店拡大へ トーン


GSやスーパーなどとの提携図る

筑豊地方でフリーペーパー「チクスキ」を発行する㈱tone(飯塚市忠隈、江藤裕仁社長)は10月から、同誌から派生した共通ポイントカードサービスの加盟店拡大に取り組んでいる。

専用ポイントカード「チクスキパス」を提示すると加盟店舗で使える共通ポイントの付与や優待サービスを受けることができるもので、現在200店舗が加盟。これまでは同誌の広告クライアントである飲食店や美容関連店舗が大半を占めていたが、ポイントに敏感な主婦層の獲得に向けてガソリンスタンドやスーパー、ドラッグストアとの提携を図る。10月1日時点では、独占契約を条件に飯塚市、田川市、宮若市エリアの3店舗のガソリンスタンドとの提携が決まっており、加盟店はユーザーが利用した金額の数%を手数料として支払うが、代わりに紙面広告を掲載できる仕組み。最終的には加盟店舗を300店まで増やすとともに、ユーザー登録数も1万5000人から8万人へと拡大する予定。同社では「よりライフスタイルに近いジャンルの店舗と提携することで、登録数の増加はもちろん、他店との差別化の難しいガソリンスタンド業界などへの売上増加にも貢献できると期待している」と話している。同社は2001年4月設立。資本金は450万円で、従業員数は22人。

2017年10月31日発行