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六本松421に新ブランド和菓子店 石村萬盛堂


創業者の名前を屋号に

菓子製造・販売業の㈱石村萬盛堂(福岡市博多区須崎町、石村善之亮社長)は9月26日、福岡市中央区六本松4丁目の九大跡地に開業した複合施設「六本松421」内に新ブランドの和菓子店をオープンした。

店名は「善太郎商店」。創業112年を迎える同社が、創業者の石村善太郎氏に敬意を払い命名した。店舗はスーパーや飲食店などで構成する1階「六本松マルシェ」内の一角。「出来立ての菓子をたくさん並べ粋に商いをする菓子工房の店先」をコンセプトに、床には墨モルタル、壁には色むらのわる和のタイル、什器は天然木のナラ材を使用するなど、実直に菓子作りに励んだ創業者のイメージに合わせ素朴さを感じる内装とした。また商品は「鶴乃子」などの定番商品のほか、モチモチした食感と、上品な甘さのつぶあんや、ラムレーズンを合わせた白あんを使用した店舗オリジナル商品「どらもち」(150円)を新発売。石村社長は「施設には福岡市科学館も開業する。子供、家族連れはじめ幅広い客層に受け入れられる和菓子店を目指していきたい」と話している。

2017年10月3日発行