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八木山バイパス4車線化事業・篠栗―筑穂間24年度開通へ 九州地方整備局
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週刊経済2022年7月26日発行
橋りょう工事など急ピッチ
福岡都市圏と筑豊地域を結ぶ国道201号・八木山バイパス4車線化事業は現在、2024年度に開通する篠栗インターチェンジ(IC)―筑穂IC間(延長5・6キロ)で橋りょう工事やトンネル工事などが急ピッチで進んでいることが九州地方整備局福岡、北九州両国道事務所への取材で分かった。
19年度から事業が進められている同事業は、バイパスの起点となる篠栗町から飯塚市方面にかけて工事が進行中。福岡国道事務所が担当する篠栗側では①筑前山手橋(延長約218メートル)②黒木原橋(同122メートル)③花廻第一橋(同153メートル)④花廻第二橋(同140メートル)⑤新城戸橋(同153メートル)と5カ所ですべての橋りょう工事が着手され、筑前山手橋、花廻第一橋では上部工の架設、黒木原橋では橋りょうに通じるアプローチ部で耐震補強工事などが行われ、花廻第二橋では橋脚などの下部工が完成、今年度上期中に上部工工事が発注される予定で、すでに下部工が完成した新城戸橋では、上部工の架設に必要なベント(仮受け構台)が施行中で、完成後に上部工工事に入る。
一方、北九州国道事務所が担当する飯塚市側では、筑穂トンネル下り線(延長1・3キロ)の新設工事が着実に進行しており、20年12月にスタートした掘削工事は8割超まで進んでいるほか、飯津側のトンネル出入口側となる久保山橋は7月末までに上部工工事が完成する。
八木山バイパスは1985年2月に暫定2車線で供用したが、篠栗側で福岡東バイパス、飯塚側で飯塚田川庄内バイパスと4車線道路に挟まれているため、交通渋滞などが課題とされていた。また、平行する現道(国道201号)は異常気象時通行規制区間を2区間抱えていることから、国、西日本高速道路(NEXCO西日本)による4車線化事業が19年度から進められてきた。九州地方整備局による工事完成後はNEXCO西日本に引き継がれ、舗装や照明、電気工事などを経て、24年度の開通を目指す。また、筑穂ICから穂波東IC間(延長7・7キロ)は29年度の開通を予定している。