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八幡東区で移動スーパーを本格開始 西鉄ストア


週刊経済2023年9月26日発行号

買い物困難者支援

西日本鉄道㈱の全額出資子会社で食品スーパーや酒類専門店を展開する㈱西鉄ストア(筑紫野市針摺中央2丁目、秋澤壮一社長)は8月30日、北九州市八幡東区を中心とした地域を巡回する移動スーパー「あっとスピナ」を本格始動した。
これは、地域スーパーとしての役割を果たし、買い物困難者への支援に取り組むもの。八幡東区は坂道が多く、自分で買い物に行くことが難しい高齢者などの買い物困難者を対象に、北九州地区で展開する食品スーパー「スピナ」の名称を冠した移動スーパーを巡回させる。
移動スーパー「あっとスピナ」は八幡東区平野2丁目の「スピナマートさくら通り店」を母店に、生鮮品、惣菜、食料品、日用雑貨など約300品目を移動販売車に積んで、木曜と日曜日を除く毎日10時から16時頃まで、八幡東区内を中心とした各拠点を巡回する。1カ所あたりの巡回頻度は週に1回で、利用希望者の自宅近くで停車し販売する。商品の価格は通常の店頭価格と同じだが、出張手数料として1品につき10円が加算される。支払いは現金のみで、UNiTeカードやスターnimocaなどのポイントカードは利用できない。
主な販売ルートは順に月曜が東台良、昭和町、石坪、松尾町、宮の町、田代、河内。火曜が清田、東丸山、桃園、祇園、祇園原、西台良町、東台良、帆柱。水曜が尾倉、春の町、神山、景勝町、豊町、勝山。金曜が大蔵、槻田、大谷、竹下、大倉、宮の町。土曜が槻田、山路、上本町、川淵町、豊町、勝山、清田。