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八女郡広川町に3階建物流センター  翔薬    総工費約58億円


 医薬品総合卸の株式会社翔薬(福岡市博多区山王2丁目、平田次雄社長)が八女郡広川町に総工費58億円をかけて建設している3階建物流センターが11月に竣工する。稼働は来年11月。
 場所は九州自動車道広川サービスエリア近くの久留米・広川新産業団地内。物流センターの名称は「SILC(シルク)」。敷地面積は2万1171平方m。延べ床面積は1万9849平方m。1階部分には10トントラック5台分の入荷バース、4トントラック9台分の出荷バースをはじめ、搬送不適格品用棚、パレット自動倉庫、サイドピック自動倉庫、危険物倉庫、保冷庫。2階はピースエリアでDASとDPSエリア。3階は事務所エリア、特殊品庫、社員教育のためのトレーニングコア。従業員数は約230人。稼働時間は午前7時から午後8時を想定。同社では「物流センターの開設は、お得意先ニーズを汲んだ物流全体の見直しが必要な時期であり、品質管理の徹底と統制をとるため。また稼働後はリベートの拡大、在庫圧縮と人的コストの削減を図っていきたい」と話している。同社は1949年4月設立。資本金8億8037万円。従業員数835人。21年3月期の売上高は1509億6925万円。