NEWS

八女茶を使用した甘酒を発売 まる昌醤油醸造元


八女産の原料にこだわる

醤油メーカーのまる昌醤油醸造元(八女市黒木町、堤秀司代表)は5月3日、八女茶を使用した甘酒「八女茶あまざけ」を発売した。

近年、甘酒の市場が急激に伸びていることを背景に、今回の発売に踏み出したもの。初年度1万2000本の販売を目指す。同商品は、八女産の原料にこだわっており、緑茶は八女茶製造の株式会社中山吉祥園(同町、中山浩史社長)のものを使用。通常の甘酒は、90度以上の高温での殺菌や透明の容器に充填する工程から、熱や酸、光に強い緑茶素材が必要となるが、中山吉祥園独自の技術で製造した緑茶を使用することで風味が強く鮮やかな色を残すことを可能にしている。通常の甘酒の糖化時間である5~7時間を超える14~17時間糖化することで、臭みが少なく甘みが強い味を引き出していることも特徴。価格は750円(税込)。容量は500ml。本社に構える店舗のほか、道の駅たちばな(八女市立花町)などで販売するほか、催事やイベントなどにも出店する。

同社は1930年創業。従業員は5人。醤油や白だし、ドレッシング、味噌を直営店や自社オンラインショップなどで販売している。

2017年5月16日発行