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八女市立花町に総菜工場を稼働  広島市のゆめデリカ    九州初の製造拠点


 大型商業施設「ゆめタウン」などを展開する株式会社イズミ(広島市東区、山西泰明社長)のグループ会社で、総菜製造の株式会社ゆめデリカ(同市西区、阿部睦夫社長)は4月1日、八女市立花町北山に総菜工場を稼働した。
 近年、イズミが運営する食品スーパー「ゆめマート」などの新規出店で商品ニーズが高まっており、多くの商品を製造できる向上が必要となったため。これまでは広島県内の2工場で製造しており、九州地区初拠点となる。製造量が約150%増えるとともに、輸送時間やコストが削減できるという。場所は山中若宮神社南東側のJAふくおか八女グリーンパック八女跡地で、名称は「九州八女工場」。敷地面積約3万600平方m、平屋建てで延べ床面積約7100平方m。主な設備は蒸気・ガス炊飯器、いなり寿司機、連続巻き寿司機、おむすび成型機、蒸気釜など。製造商品はおむすび、弁当ほか米飯関連品、煮物、和え物、サラダなど約185品目。従業員は約60人体制でスタートし、現地採用を中心に150人まで増員する計画。同社では「地場の調味料を使用し、地域の好みに合った味付けで和洋総菜を製造する。今後は九州ならではの新商品を開発していきたい」と話している。
 同社は2007年9月設立。資本金4000万円。2015年2月期売上高は47億円。従業員270人。