八女市本町に初のインテリアショップ　鹿田産業

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週刊経済2021年11月30日発行

古民家を活用

すだれ製造、籐家具などの輸入、販売を手掛ける㈱鹿田産業（福岡県八女郡広川町、鹿田和正社長）は、１月１４日をめどに八女市本町に初の直営店となるインテリアショップをオープンする。
県道４号「京町」交差点西側にある築１５０年を超える木造２階建ての古民家を活用するもの。延べ床面積は約１００㎡の母屋と約８０㎡の離れがあり、まずは母屋を店舗としてオープンし、離れは時間をかけて店舗にしていく。名称は「鹿田室礼（しつらい）ショップ」。今年の夏にクラウドファンディングで２００万円を調達し、地域貢献に興味のある大学生とともに出店準備を進めてきた。店は、「自然と伝統が織りなすソーシャルグッドインテリア」をコンセプトに、鹿田産業のすだれをはじめとした手織りじゅうたんや籐敷物をそろえるほか、特徴ある竹製品を仕入れて販売。また、収益の一部は「竹林整備ボランティア」に寄付する。オープン後は、同社の中村昌史ブランド推進室長と学生２人が店頭に常駐する。
同社は１９１２年創業、１９６７年３月設立。資本金は３７５０万円。