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全18ホテルのユニフォームを一斉リニューアル 西鉄ホテルズ


週刊経済2024年10月23日発行号

15ホテルはデザイン統一

㈱西鉄ホテルズ(福岡市中央区天神1丁目、豊福辰也社長)は10月1日、西鉄グランドホテル、ソラリア西鉄ホテルなど運営する4つのホテルブランド全てでユニフォームをリニューアルした。制服の一斉リニューアルは創立以来今回が初めて。
今年創立55周年の節目であることと、新型コロナウイルスの流行が落ち着き、多くの人がホテルを利用し始めたのを背景としたもの。これまでホテルブランドごとに異なる制服を採用してきたが、今回、ラグジュアリー向けの西鉄グランドホテルと一部のホテルを除き、ほかの3ブランド(計15ホテル)の制服のデザインを統一した。
キーコンセプトは「機能性 清潔感 サステナブル」。共通ユニフォームの素材は「麻調デニム」を使用し、ネイビーが主色のカジュアルなデザインを採用した。また、「ホテルだから、というものに捉われずサービスのクオリティは守りながら、よりお客さまに親しみを持ってもらいたい。時代の流れに合わせた提案をしていこう」という豊福社長の願いのもと、利用客との会話が弾むようなデザインを心掛けた。加えて、スカートを廃止し、すべてパンツスタイルにすることで性別関係なく着用できるジェンダーフリーな制服になった。
西鉄グランドホテルの制服も伸縮性があり柔らかい生地を採用。ラグジュアリー感を残しながらもさらに動きやすいユニフォームになった。さらに、職種ごとに異なっていたデザインやアイテムを統一することで、部門の垣根を超えてより協力・連携できる体制づくりを進める。一人一人に合わせたフルオーダーから、サイズ展開を豊富にそろえたサイズ選択式にしたことで購入数も減りサステナブルにもなっている。