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全車両にインカメラ付きドライブレコーダー導入 テジマ


週刊経済2021年6月29日発行

人事評価制度にも応用

食品や書籍を主力とする貨物自動車運送業のテジマ㈱(福岡市東区多の津1丁目、手嶋宏彰社長)は6月1日、トラック全車両160台にドライブレコーダーを導入した。
事故件数の減少と社員の安全に対する意識付けを図る。導入したドライブレコーダーは三井住友海上火災保険㈱が提供する「F-ドラ」。前方を撮影するフロントカメラと、ドライバーを撮影するインカメラを搭載している。事故や緊急時に衝撃を検知すると専用デスクに自動通報するほか、居眠りやわき見、携帯電話操作などの危険を検知した際は、自動通報やアラートを発信し事故を防ぐ。録画した映像はドライバーの安全教育での使用や、ドライバーの人事評価制度に応用していく。
手嶋社長は「営業倉庫に加え、車両の安全装置等万全な環境が整った。引き続き食品関係の輸送を伸ばしていきたい」と話している。
同社長は福岡市早良区出身。1975年11月2日生まれの45歳。早稲田大学政治経済学部卒。趣味はバイク。
同社は1950年12月設立。資本金1千万円。従業員数は280人。2021年4月期の売上高は20億3900万円。冷蔵、冷凍、常温倉庫を備える本社含め九州に10拠点を持つ。