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全社員の「ユニバーサルマナー検定」取得を開始 英進館
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20年大学入試改革への対応の一環
総合学習塾の英進館㈱(福岡市中央区今泉1丁目、筒井俊英社長)は、在籍する中高生のうち約1万1000人に対して「ユニバーサルマナー検定」取得を推進するため、社員560人の検定取得を始めた。学習塾業界における同検定の導入は全国初。
すでに英進館では昨年8月の夏期講習からユニバーサルマナー検定3級の取得講座を実施し、中1、中2の生徒413人が資格を取得した。今後は各教場での定期的な開催のために全社員での検定取得を目指す。 まずは、そのキックオフとして英進館天神本館で第1回目の検定を実施。通常のユニバーサルマナー検定3級に加え、車いすの押し方や視覚障害者の誘導方法について簡単な実技を通して学べる場を設けた。実際に車いすに乗ったり、アイマスクをつけたりすることで、当事者の気持ちを理解し尊重できる力を身に着けた。
2020年の大学入試改革では従来型の知識や技能に加え、思考力・判断力・表現力や答えのない問に対して、いかに他者の考えから学び、自分の意見を導き出すのか、といった新しい学力が求められる。さらに、推薦やAO入試の定員割合が高まり、一般入試においても総合的な人間力を問う「人物評価」が合否決定の重要な要素となる。英進館ではこうした入試改革に対応し、すでにアクティブ・ラーニングや英語4技能などの次世代型指導を導入すると同時に、あいさつ指導や心の教育などによって豊かな人間性を育む取り組みを実施してきた。
ユニバーサルマナー検定(主催・一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会)とは、高齢者や障害者への基本的な向き合い方や声がけ方法を障害のある当事者講師から学ぶ検定資格。検定を通して、サポート方法やコミュニケーション手段を習得することで自分とは違う誰かを思いやる 「心のバリアフリー」教育を実践する。
2019年8月6日発行