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全産業で業況好転  九州・沖縄地区中小企業景況調査    福岡県は2・3P改善


 (独)中小企業基盤整備機構九州本部(福岡市博多区祇園町、齊藤三本部長)が3カ月ごとに実施する九州、沖縄地区の中小企業景況調査の全産業の業況判断DI(「好転」―「悪化」/2017年1月~3月期)は、前期差2ポイント改善のマイナス13・2だった。福岡県は2・3ポイント改善のマイナス13・4。
 全産業でマイナス幅が縮小し、2期ぶりに業況が好転した。事業別では、卸売業が前期差9・6ポイント改善のマイナス12・2、建設業が3・9ポイント改善のマイナス1・4、サービス業が1・4ポイント改善のマイナス13・4、小売業が1・0ポイント改善のマイナス20・7ポイント、製造業が0・5ポイント改善のマイナス12・1だった。中小機構では「受注はあるが、人手不足の業種も多く、景況への影響を懸念している」と話している。
 同調査は中小企業基本法で定義する九州、沖縄地区の中小企業を調査対象に集計(3月1日現在)しているもので、今回で147回目。2851社に聴き取り、有効企業数2770社で、回答率は97・2%だった。