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全国販売網確立へ代理店販売の募集開始  ワールドスペース    初年度販売目標1000台


 駐車場設備機器の開発・販売のワールドスペース株式会社(福岡市南区南大橋1丁目、岡田誠一社長)は6月1日、昨年11月に発売した改良型駐車場機器「スカイナー」の全国での拡販に向け、代理店の募集を始めた。
 これは「スカイナー」が東京、福岡など4地域で半年間で約100台を納入し、今後も需要が見込めることから従来の直販のみの体制を改めるもの。初年度1000台の販売を目指す。それにさきがけ5月29日には自社ホームページ上での販売代理店の募集も開始。設置工事や簡単な修理、修繕ができる人材を確保できる法人や、導入実績のある企業を対象に全国で50社程の代理店登録を募る。同社の駐車場機器は車両の上方から鉄製のアームでロックをかけるのが特徴で、地面に設置した鉄板が跳ね上がる従来型に比べ、不正乗り逃げに対する抑制効果が高いのが特徴。これまで前モデル「パラソル」「ビニー」を含めた納入実績はIHIグループでパーキング事業大手の石川島運搬機械株式会社など全国14社にのぼる。岡田社長は「今までは開発に力を注いでいたが、本格的な営業活動に力を入れていきたい」と話している。
 同社は1997年設立。資本金は1000万円。駐車車両の不正乗り逃げ解消を目的に03年から駐車場機器開発を開始。岡田社長は愛媛県松山市出身。1949年10月27日生まれの58歳。愛媛大学農学部附属高校卒。趣味は仕事。