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全国初の「オンライン窓口」出張ブースの実証実験 さつま町と南国殖産、NTTドコモ


週刊経済2023年8月8日発行号

来年3月31日まで

鹿児島県さつま町(上野俊市町長)と南国殖産㈱(鹿児島市、永山在紀社長)、㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、根本浩二執行役員支社長)、は8月30日から、さつま町役場で全国初となる「ドコモのオンライン窓口」出張ブースの実証実験を始める。
近隣にドコモショップがない地域での出張ブースの有効性について検証するもので、期間は来年3月31日までの7カ月間。出張ブースの設置は1月31日まで。「ドコモのオンライン窓口」の接続ができる専用のタブレットを備えた出張ブースで、営業時間中に近隣のドコモショップと接続し、スタッフにスマートフォンの契約や機種変更などについて相談することができる。自宅にパソコンやインターネット環境がない人、携帯電話が故障中の人もブースに来店することで、予約不要でだれでも手続きの相談や申し込みができる。また、ブースは車いすでも利用可能。それぞれの主な役割は、ドコモが出張ブースの企画・設置、さつま町が出張ブースの実施・運営に向けた協力・広報。南国殖産がドコモショップでのオンライン対応。9月18日~21日の4日間は、オープニングイベントとして近隣のスーパー(プラッセだいわ宮之城店)で出張販売を実施する。
さつま町はDX推進にも力を入れており、国の「地方創生人材支援制度(デジタル専門人材派遣制度)」を活用してITに詳しい専門人材を外部から登用しているなど、町全体のICT活用に力を入れている。