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全国で販社開拓強化、本格的な販売網の構築へ   メース・ディフェンスサービス   初年度10億円の売上目指す


 防犯備品販売業のメース・ディフェンスサービス株式会社(福岡市中央区赤坂一丁目、相崎正和社長)は今後、主力商品である米国メース社製護身スプレー「メース」の販売代理店開拓を全国レベルで積極化、本格的な販売網の構築を図る。
 これまで企業や団体向けに直販中心の展開をしてきたが、独自販売システムの充実など、営業体制面の整備にめどがついたことから、今後販売チャネルを拡充させ、個人ユーザーの掘り起こしとシェア拡大に力を入れる。すでに契約している九州内の三社を含め、年内までには事業計画や独自規定を基に「販売ディーラー」や「取次店」といった数種類の契約形態を定めた上で、全国十社ほどの販売代理店を募る計画。同ルートを通じ年間十億円の増収を目指す 。
 またこれに伴い、購入者のアフターフォローや各種メンテナンスに一括で対応する「カスタマーセンター」も新規に開設、エンドユーザー向けのアフターフォロー体制も強化する。
 相崎社長は「販売ルールや管理体制を統一するシステムを構築できたことは、これまで問題となっていた商品の不正流通、不正使用の撲滅にもつながる。適正なブランディング戦略の下、商品の信頼度、社会的価値観を高め、公共の安全に寄与していきたい」と話している 。
 同社は二〇〇二年五月創業、二〇〇四年三月設立、資本金は一千万円。決算期は二月、従業員数は八人。〇三年十月に、米国メース社と護身スプレー「メース」の日本国内における正規輸入総代理店契約を結んでいる。
 相崎社長は六八年十月二十四日生まれの三十五歳、直方市出身、筑豊 高校商業科卒、趣味は家族サービス。

2005.2.15 発行 週刊経済より