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免疫自動分析装置によるホルモン院内測定 富永内科甲状腺クリニック
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検査の迅速化を図る
富永内科甲状腺クリニック(福岡市中央区草香江1丁目、富永丹院長)は8月をめどに、免疫自動分析装置によるホルモン院内測定を開始する。
甲状腺の異常の有無を調べる専門の検査機器「全自動電気化学発光免疫測定装置」を取り入れ、甲状腺機能検査の迅速化を図るもの。同装置はホルモンなど測定対象物に対する抗体や試薬を用いた免疫反応で化学発光させ定量することで超微量である血中甲状腺ホルモン濃度を測定する。トリヨードサイクロニンFT3、サイロキシンFT4と呼ばれる甲状腺ホルモンや脳の下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンTSHなどの数値を比較検討できるもので、初診の患者への甲状腺疾患の即日診断が可能。富永院長は「将来的には橋本病やバセドウ病の診断につながる甲状腺自己抗体も予定している」と話している
富永院長は1960年8月19日生まれの58歳。1993年長崎大学大学院医学研究科修了。医療法人財団白十字病院副院長兼内分泌科部長を経て2019年4月富永内科甲状腺クリニックを開院。
2019年5月14日発行