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先導的グリーンインフラモデル構築の連携協定 久山町と西部ガス


週刊経済2023年9月20日発行号

日本で初めて

糟屋郡久山町(西村勝町長)と西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)は9月11日、日本初となる先導的グリーンインフラモデル(※)の構築に関する包括連携協定を結んだ。
持続性の高い、未来に向けたまちづくりの実現を目指すもので、これまで培った専門的な技術や知識、経験などを活用。同町全域をフィールドに脱炭素社会の実現やウェルビーイング(地域の生活環境と地域住民の生活の質)の向上に必要な機能や仕組みの検証、モデル実装、サービス普及などにより、先導的グリーンインフラモデルの構築に取り組んでいく。
久山町は、国土・社会・人間の3つの健康づくりを基本理念に、個性的なまちづくりを展開している。今回、国土交通省の先導的なグリーンインフラモデル形成に向けた取り組みを促進する重点支援団体に選定されたことを機に「久山町未来デザイン協議会」を設置。産官学民が連携した恒久的なネットワークづくりと新たな事業展開をスタートする。
西部ガスは、ガス事業で培った様々な技術やノウハウを生かし、顧客や行政などと積極的に連携して、2050年のカーボンニュートラル社会の実現、サステナブルな暮らしや地域社会を支える価値の共創を目指した取り組みを進めている。
※先導的グリーンインフラ=社会資本整備やまちづくり等において自然が有する多様な機能を活用し、ネイチャーポジティブやカーボンニュートラルの実現、インフラやまちづくりの持続性や質の向上、ウェルビーイングの向上、健康増進、地域活性化、SDGsの実現などに貢献する取り組み。