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元大名小学校近くにリニューアルオープン 静岡の池田屋


週刊経済2023年1月11日発行(合併号)

キャナルシティから移転

ランドセルやバッグなどの企画開発・販売の㈱池田屋(静岡市葵区、長岡和久社長)は12月3日、「博多店」(福岡市博多区住吉1丁目)を移転し同市中央区大名2丁目に「福岡天神店」としてリニューアルオープンした。
同社は5年前に「博多店」を「キャナルシティ博多」に出店。今回、ランドセル以外の商品も置いてほしいとの声や、今後のインバウンド需要増加を見込み、再開発で注目度の高い天神エリアに移転した。場所は、元大名小学校近くの「清水大名ビル」1階で、店舗面積は従来の2倍以上に拡大。商品には、2024年4月入学の子ども向けのランドセルを展示しており、販売・予約開始は今年2月から。そのほか、傷つきにくく防水であることが強みのランドセルの皮を使ったバッグや小物入れ、オリジナルの柄の印伝(日本の伝統工芸)製品などもそろえている。ターゲット層はファミリー層やインバウンド。スタッフは5人で、繁忙期の5~6月などには増やす予定。営業時間は午前10時~午後7時、定休日は水曜。前川謙太店長は「天神に出店したため、県外の方にも来ていただきたい」と話している。
同社は1950年4月設立。資本金600万円。静岡3店舗のほか、東京、横浜、大阪に直営店を置く。ランドセルは「子ども思い」をコンセプトにしており、多種類の色とデザイン(13シリーズ)や、壊れた理由を問わず6年間の完全無料修理が特長という。