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傾斜地対応のラジコン草刈機を発売 オーレック


週刊経済2022年6月14日発行

プロポ操作製品は同社初

乗用草刈機、自走式草刈機の㈱オーレック(八女郡広川町、今村健二社長)は6月末、同社初のラジコン草刈機を発売した。
農業従事者の高齢化や減少が進むなか、軽労力と省力化を推し進める。新製品「スパイダーモアーRC」はエンジン始動や刈刃のオン・オフ、刈高や速度調整など草刈りに必要なすべての動作をプロポ操作で遠隔操作を可能にした。作業者は炎天下や足元の不安定な場所での作業負担を大幅に軽減できるほか、580㎜と低い車高で人や機械が入れなかった場所、例えばソーラーパネル下の長い傾斜地での草刈りができる。独自のY字型ラグで地面をつかみ、「傾斜アシスト機能」搭載で横滑りを軽減、最大法面角度45度まで作業に対応する。サイズは全長970㎜、幅915㎜、高さ580㎜。希望小売価格は129万8千円(税込)。同社では「今後も現場の課題に目を向け製品開発により解決していきたい」と話している。