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傘下銀の減損で赤字化 ふくおかフィナンシャルグループ
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今期は過去最高益更新見込む
株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成社長)の17年3月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年比0・4%減の2357億6700万円、経常損失が344億4100万円で、減収・赤字化となった。
貸出金利回りの低下、貸倒引当金戻入益の減少によって収益は微減。利益面では日銀のマイナス金利などの影響を受けて、経営統合したグループの熊本銀行と親和銀行の株式価値を再評価した結果、のれんの未償却分を948億円を一括計上。減損を処理した結果、当期純損失は543億円となったが、のれんの一時償却を除けば、前年に引き続き同利益は400億円を維持している。同社では「一時償却を除けば、概ね計画通りで推移している。昨年度からスタートした第5次中計に基づいて、将来的な経営環境の変化にも揺るがない強固な経営基盤とビジネスモデルを確立したい」と話している。
今期の経常利益は700億円の黒字化。当期純利益は過去最高益の490億円を見込んでいる。
2017年6月13日発行