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健康食品メーカーのキューサイを百％子会社に 　コカ・コーラウエスト　　　 ３５９億円で株式取得

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　コカ・コーラウエスト株式会社（福岡市東区箱崎７丁目、吉松民雄社長）は、青汁など健康食品製造・販売のキューサイ株式会社（同市中央区草香江１丁目、藤野孝社長）の株式を取得し、百％子会社化する。１０月１日付でキューサイの全株式を保有する４ファンドから全株式を引き受ける予定で、取得費用は３５９億２２百万円。
　同社は今後の食品・飲料業界において「環境、健康、美容」を成長のキーワードに掲げている。今回、初めて健康食品を取り扱う企業を子会社化することで、飲料市場と健康市場の両方で事業展開することになり、シナジー効果とともに健康分野での飲料開発の可能性などを模索し、将来のさらなる企業価値向上を目指す。
　株式取得の相手先はＮＩＦ―ＪＩＰ投資事業組合（東京都）、ポラリス第一号投資事業有限責任組合（同）、ポラリス第一号共同投資事業有限責任組合Ｎｏ・１（同）、日本産業第二号パラレル投資事業有限責任組合（同）の４ファンド。株券引き渡し満期日は１０月１日を予定している。
　キューサイは２００６年９月設立、資本金は３億４９９７万５千円。１９６５年１０月に菓子製造・販売の長老製菓株式会社として創業、８２年９月から青汁の製造・販売をスタートした。９５年３月、キューサイに商号変更、９７年には株式を店頭公開し、９９年９月に東証２部と福岡証券取引所に上場。その後、２００６年１２月にＴＯＢ（株式公開買い付け）によりグリーンパートナーズＢ株式会社の子会社となり、２００７年３月に上場廃止した。事業内容は健康食品、健康関連商品の製造・販売。売上高は２０７億７３百万円（２００９年１０月期）。従業員数は２２３人（同）。