健康経営優良法人２０２２に認定　九州テン

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週刊経済2022年3月29日発行

ワークライフバランスの推進などで

無線通信機器の開発・製造・保守サービスを手掛ける㈱九州テン（福岡市博多区博多駅前２丁目、間嶋力彦社長）は３月９日、経済産業省と日本経営会議が共同実施する健康経営優良法人認定制度の中小企業法人部門において「健康経営優良法人２０２２」に認定された。
ワークライフバランスの確保に向けて、近年は年次有給休暇の推進や「ＮＯ残業デー」（毎週水曜日）の設定、退社時間を繰り上げた。また、定期健康診断に加え生活習慣病予防検診の受診、全事業所におけるストレスチェックの実施、健康増進の一環でサークル活動の支援や、インフルエンザ予防接種費用の負担、社内に健康増進を促す自動販売機設置の実施、就業中の禁煙の取り組みなどが評価されたという。同社では「企業を支えるのは人。社員とその家族を守るために、積極的な健康づくりに取り組んでいきたい」と話している。健康経営有料法人は地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業の法人を顕彰する制度で、経済産業省によると、今回は大規模法人部門に２２９９法人、中小規模法人部門に１万２２５５法人が認定。
同社は１９６７年１２月設立。資本金１億円、従業員６０３人。２０１７年４月に佐世保市から福岡市博多区に本社移転した。２１年３月期売上高は１３０億円。