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健康や出産に関する相談を定額サービスで提供 遠隔みまもり看護


週刊経済2023年9月12日発行号

月3回まで電話相談できるパスポート発行

遠隔看護サービスなどを展開する遠隔みまもり看護㈱(福岡市博多区博多駅東1丁目、青木比登美社長)は8月26日、健康や出産に関する相談の定額サービスを開始した。
在宅療養中の高齢者などに対して、生体センサーを自宅に設置し看護師が24時間みまもりをする既存の「遠隔みまもり看護サービス」を運営してきた同社が、手軽な無料電話相談のパスポートを発行し、みまもりを必要としない高齢世帯など幅広いニーズに対応する。電話に応じるのは、在宅で働く同社の看護師、助産師、保健師チーム。利用者は本人や家族の健康不安や出産、子育てなどさまざまな相談が可能で、高齢の親族へのギフトや出産祝いとしての需要も見込んでいる。
月3回まで15分間の無料相談が可能。健康管理アプリの費用も定額に含まれており、アプリの記録を共有しながらの相談対応を行う。時間帯は午前8時から午後8時までで、時間外の緊急相談は有料で受け付ける。期間は6カ月で価格は税込み2万9700円。クレジット支払いやコンビニ決済、PayPayなどでの決済が可能。電話相談予約ページにアクセスするQRコードを記載したカードタイプのパスポートを送付する。青木社長は「『医療をプレゼントする』という新しい考え方を発信したい」と話している。